筋トレは最高のソリューションなのか?

先日、会社の同僚に筋トレを勧めたところ、

どうやらハマったらしく、数ヶ月間毎日のように

取り組んだらしい。

 

その結果、怪我をしてしまったとのこと。

 

十数年トレーニングを続けている自分からすると

「なんだ、そんなの良くあることだよ」と思ってしまうが、

彼からすると「全然筋トレって最高のソリューションじゃないじゃん」

ということらしい。

 

果たして筋トレは最高のソリューションではないのか。

今回は一方的に私的な意見を書きたいと思います。

 

自分自身は筋トレからものすごく多くのものを得ているので、

その中から大きく3つの視点に分けて説明させてもらおうと

思います。

 

  • 身体的な面
  • 精神的な面
  • 哲学・思想的な面

 

1.身体的な面

身体的なメリットは”言わずもがな”といった感じでしょうか…

かっこいいカラダにはなれますし、何よりも健康的です。

欧米では体型や見た目で自己管理能力を判断されるくらいですから、

健康的ですらっとした見た目でいるのは、メリットはあっても

デメリットはないでしょう。

 

最近ではフィジークだとか、ベストボディジャパンだとか

フィットネスブームもあり、見た目のかっこよさを追求する

人も増えてきています。

 

 

2.精神的な面

カラダが健康になると精神面・心もキレイになってくることを

実感します。

筋トレをすることでストレス発散にもなりますし、適度な疲れで

ぐっすり眠れるようになります。

普段デスクワークばかりしているような人は、目の疲れや同じ体勢で

いつづけることで血行不良となり、次第に交感神経・副交感神経の

異常などにつながっていきます。

最悪の場合は自律神経失調症うつ病になるケースもあるようです。

 

「健全な精神は健全な身体に宿る」というやつです。

 

また、カラダが逞しくなることで自信がついてきます。

どことなく背筋も伸び、イキイキとしてきます。

何かが少し前向きに変わることで、連鎖的に動いていきます。

これを全て「筋トレのおかげ」としてしまうとあまりに強引

ですが、きっかけは「筋トレ」ともいえるでしょう。

 

 

3.哲学・思想的な面

いまいちどういうことかわからない人もいるでしょう。

所謂「筋トレが最高のソリューション」であると言われることに関して

自分自身はこの点を一番プッシュしたいです。

一つ例を挙げるとすると、上で書いた同僚のような話の場合、

筋トレからこんなことが学べると思います。

「努力は正しい方法で行わないと意味がない」

 

実はこの思想はかの有名なホンダの創業者、本田宗一郎氏も

おっしゃっていたようなことです。

単なる一生懸命は何ら価値がない。否、誤った一生懸命は怠惰よりもかえって悪い。一生懸命には「正しい理論に基づく」ことが欠くことを得ない前提条件である。

何と経営に通づる思想が身につくではありませんか。

これはほんの一例ですが、このような”気づき”がたくさん得られます。

 

故に私は「筋トレは最高のソリューション」に賛成派なのです。

 

 

同僚には、今回の怪我に関して前向きに捉え、続けていってほしいとは

思います。何よりも、たかだか数ヶ月、家トレ頑張ったくらいで

成果が何倍にもなって帰ってくる、という甘い考えがいけなかったと

気付ければ、それだけで大きな収穫かと思います。

 

それでは、なばろんでした。